スラムドッグ$ミリオネアを観て、デヴ・パテルの出演作ないかな〜と思ってたらこれに出てたとは。
予告を観たことはあったのに、その頃インドに興味なかったから全くひっかからなかった…。
自分自身を変えたいのにどうにもできない行き詰まりを感じていたら、いっそ環境を変えてみるのは有効な手段だ。そしてそれには、いつだって遅すぎるということはない。
そんなことを教えてくれた映画でした。
登場人物たちはおよそ好んでインドに来たわけではないし、自己変革を目的としていたわけでもないけれど…、インドには、来訪者を変わらせざるを得ない何かがあるようだ。
デヴ・パテルはほんとに観ていて好ましい懸命な青年を演じていて、というか演技に見えないくらい自然で感心した。
そしてベテラン俳優陣の深みのある佇まいは当然ながら素晴らしかった…。顔の皺ひとつひとつまで美しく見える不思議。
欲を言うと、エピソードを膨らませてもう1時間くらい観たかった…と思うのは、だいぶボリウッド贔屓になってきた証拠か。