パンパンちゅ

ストロベリーナイトのパンパンちゅのネタバレレビュー・内容・結末

ストロベリーナイト(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この映画は全編通して雨が降っているシーンにて撮影されていた。空気感も陰陰と漂っていた。

主要キャストの姫川、柳井、牧田はそれぞれに壮絶な過去を背負っており、常に心は晴れないという意味で雨の中のシーンばかりだったのかなと思う。

事件に関しては、9年前の事件を警視庁が隠蔽し、当時の被害者遺族が殺人に関わっている可能性があった。最終的な犯人は想像もつかないというか、そもそも伏線にもなっていなかった為、考えもしなかったというのが正直。その為、ミステリー要素はなくサスペンス映画として捉えた。

結局のところ、警察の隠蔽により辛い人生を歩んだ柳井が報われなかった。牧田も同様に。
しかし、近い境遇を持つ3人でも人生の選択によっては姫川のような人生を進めたのかなと思う。特に作中にはなかったが。

それにしても竹内裕子の映画は死に纏わる作品が多いなーと笑