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アンパンマンが生まれた日のTnTのネタバレレビュー・内容・結末

アンパンマンが生まれた日(2012年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

 職場の先輩に「アンパンマンカオスすぎw」というノリで送られたURLを開いたら不覚にも感動した。正直アンパンマンで育ってきてはいない(スポンジボブとケロロ軍曹が2強という謎幼少期でした)けど、こりゃバカにできない。
 
 パンで人助けが転じて人助けするパンの誕生になるトンチ!そんでもって開口一番に自らの名を名乗るアンパンマン面白すぎる、釈迦と同じじゃんもう(天上天下唯我独尊!)。バタ子さんがアンパンマン誕生前からアンパンマンのテーマを歌ってるのなんか胸熱ですね。アンパンマンは既に生まれる前に運命づけられてるみたいでさえある(ちょっと業が深くてちゃんとヒーローの重みさえ感じる)。パンで人助けが人助けするパンに、生まれる前に運命が定められてる、名を授かる前に名乗る、アンパンマンは倒置法である(このパン、規格外!というコピーはどうでしょうか)。

 最後は砂漠にいるやなせたかしをオアシスに連れてくということかな?作家本人も救い出してしまう、ヒーローですね。

 ジャムおじさんの「お前には優しい心がある」って言葉で泣いた。父にも子供の時分におんなじこと言われたこと思い出した。嬉し懐かし悲しという順に感情が押し寄せました。
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