タランティーノの「レザボアドッグス」の元ネタになった映画。
高校生の頃以来の観賞。
チョウ・ユンファ作品の中でも地味目なこれをデビュー作で元ネタにするあたりタランティーノの映画オタクぶりを感じる。
ストーリーは過去にトラウマのある元潜入捜査官が、叔父の頼みで嫌々ながらもう一度潜入捜査を開始。
でも敵組織の中で親しい友人が出来てしまう。
正直、「フェイク」や「インファナル・アフェア」を観てしまった人にはたいした作品には思えないかもしれない。
とにかくテンポが悪く、潜入先の男と出会うまでに時間がかかりすぎ。
主人公とその男が出会うまでに映画の半分過ぎるくらいだし。
なのでもっと友情を育む時間を深く描けていれば傑作になったかもしれない。
あとボスの威厳が無さすぎ!
でも当時としては斬新な設定だったし、硬派な役も軽薄な役も出来るユンファの魅力がたっぷり味わえる。