友は風の彼方にの作品情報・感想・評価

「友は風の彼方に」に投稿された感想・評価

ラスト近くをタランティーノが『レザボア・ドッグス』で丸々パクった香港ノワールの傑作。
おもしろいんですが前半が妙に間延びしていて後半は異様にテンポが早いです。

これをレザボアまで昇華させたタランティーノはやっぱりすごい。
「レザボア・ドッグス」への影響云々は割とどうでもよくて、突発的に現出するイメージ群…劇伴と盲目のサックス奏者、チョウ・ユンファの感傷と遺影を抱えた喪服姿の子供などが面白い。墓場での取引もいいじゃないですか。
潜入捜査官が潜入先のヤクザとの友情と与えられた任務との間で葛藤するドラマをやりたかったんだと思うけど、相手と出会うまで時間がかかりすぎて友情を持ってからちょっと尺が足りてない気がする。
潜入捜査官は苦労が多くて泣ける。直属の上司は悪い人じゃないけど辞表受け取ってくれないし、しかも警察内部で指揮系統が混乱してるせいか悪党の一味と間違われて拷問受けるし、過酷な任務与えられるし、極め付きはあのホンとかいうヤバイ女。いやまああの女も恋人の特殊な任務の犠牲者と言えなくはないんだろうけど、、、「結婚を延期!?いい加減にして!!!明日区役所の結婚課で待ってるから!来てくれなかったら別の男とカナダへ飛ぶから!!!」←??????
いろいろ文句言うとりますけどすごい面白いのでぜひ見てください。潜入捜査を任務にしてる刑事役のチョウユンファがめちゃくちゃかっこよくて惚れます。
香港映画潜入捜査モノ多いな。
皆さんのレビュー読むとレザボアドッグスはこの映画をパロディにしたらしい。
最後の10分だけ
確かにそうでした。
オマージュとは?パクリとは?影響とは?


視聴者はおもしろければオッケーなんだけど。
最後10分が、ほんとに「レザボア・ドッグス」だった。この映画だと、最後までが長いので、あの場面を膨らませて作品にしたタランティーノのセンスは抜群だなと思う。そして、チョウ・ユンファは、儚い役がよく似合うね。
んーーーー!!!っとっても良かった!!!
タランティーノのレザボア・ドッグスの元ネタになったことで有名ですが普通に名作です。
正義か仁義か、この下りが良いし主人公にも感情移入しやすいシーンが多く散りばめられています!
男たちの挽歌の基盤っぽい作品ですね。少しだけ二丁拳銃のシーンあります。

撮影監督は後にインファナルアフェアを監督することになります。
jj

jjの感想・評価

4.0
ラスト20分タランティーノはここをまるまるパクった!!笑

めちゃくちゃ久しぶりに見た。ほとんど忘れててこのラストをニヤニヤしながら観ました。
傑作!!
以前観た時ハマらなくて、あまり面白く感じなかった。あの時はアクション満載の展開を期待してて物語前半をつまらなく感じていたのを思い出した。
今観ると
ユンファ兄貴の佇まい、香港の街並み、スタイリッシュにカッコよく撮られてる。アクション映画じゃなくて犯罪ドラマ。だから、少ないながらも派手なアクションがこの熱~いドラマをより引き締めてる。ツッコミ所も多々あるけどそんなの気にならない。古い作品でダサいけどカッコいい。最高!

空港でのシーン、ユンファ兄貴を追うカメラの感じが『恋する惑星』っぽいし、昼間の強盗シーン、街中をゲリラ撮影したかのような感じは『仁義なき戦い』ぽかったり。楽しんで鑑賞できて満足。ジョニー・トー映画でお馴染みロイ・チョンが出ててビックリ!憎たらしい警部役。若い!
20数年前から『レザボア・ドッグス』の元ネタと聞きつつ初見。ラスト20分ぐらいでようやくレザボア。ハーヴェイ・カイテルに該当する人の顔がハーヴェイ・カイテル似。
LEE

LEEの感想・評価

4.7
香港映画の十八番の潜入捜査モノ
いやぁ…凄い…
彼女との関係、上司との関係、強盗団との関係とこの一つ一つの要素だけでも映画が作れちゃうような沢山の要素もどれも少なすぎず、でも多すぎず絶妙なバランスで配置しているのが素晴らしい(彼女の話を後まで無理矢理ひっぱらない所とか
勿論バランスだけではなくストーリー自体も素晴らしくラストのあまりにも悲しい結末には涙を流さずにはいられない
しかし皆が不幸になるラストだから(ロイチョンも不幸だったね…レンガw)涙が流れるんじゃなくてユンファの心に涙する為見終わったあとは不思議とどんよりした気持ちにはならない

そしてキャスト陣
やはりユンファの演技力存在感がとてつもない
浮かれる演技怒る演技痛がる演技そしてボウリング場で見せる誰かに見つかることを恐れる演技
こんだけ素人目にもわかりやすく凄いって思わせる役者は中々いないと思うなぁ…
あとロイチョンは安定のウザさ(笑)

香港映画ファンじゃなくても猛烈にオススメな一本

あとこの頃は女性も脇毛生やしてたんですねぇ…と思った(どうでもよすぎる
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