コメディーかな、と軽い気持ちで観始めたらこんなにも深いい話だったとは…!
いかにもダメダメな男が
若い頃に行った精子提供によって
533人の父親になっちゃった話。
いかにも父性とかけ離れたキャラクターの彼が自分の子どもたちと関わることによって
徐々に父親としての自覚が芽生えてくる。
でもやっぱりそこにも複雑な思いもあって、葛藤しながら傷つけたり悩みながら自分らしさを残しつつちゃんと父親になろうとしていく姿、と言うか父親になっていく姿に胸打たれた。
正直、この主人公は充分すぎるぐらい周りに愛されてる。
だけど、それにはその人の人柄が関わってくるんだろうな。
欠点だらけでもどこか憎めず許しちゃう、そんな所。
(個人的にはそうゆう人あんまり好きになれないんだけど、やっぱり許しちゃうんだろうな。笑)
てか、普通に彼の奥さんすげぇわ。
そして子どもたちもいいこと言うなぁ。
愛や家族にはいろんな形があっていいだね。
これからの世の中いろんな形の愛や家族が出てくると思うな。
子どもについてだとつい母親に目が行きがちだけど父親に焦点を当てた映画などは珍しかったのでとても良かった。
徐々に子どもたちを見つめる彼の顔が
父親の顔してたのがとても印象的でした。いい笑顔だった。
それと子どもに会った時の反応はとてもリアルでちょっとグッときた。