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ゼロ・ダーク・サーティのspe1111のネタバレレビュー・内容・結末

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ビンラディンをCIA捜査員が見つけ、殺すまでの軌跡を描いた映画。緊迫感というよりもどかしさが大きかった映画だ。緊迫感という意味では、最後の突入シーンはそれなりに緊迫感はあり、かなりよかった。ヘリで現地に向かい、ヘリが着陸失敗するシーンや、潜入するために扉を破壊するシーンなど、このあたりの演出はかなりドキドキする。ドアを開けた先には誰がいて、何が起こるのか分からないという不安感があおられる。結果、ビンラディン殺害に成功したものの、証拠品応酬から現地を離陸するまで緊迫感があってよかったと思う。最後のマヤの涙は、いったいなんだったのだろうか...終わった後に友を失ったことや失った犠牲についての涙だろうか。。紆余曲折あるらしいけど。
あとは、マヤの心情の表現もよかった。友人が殺されたり、CIAへの風当たりが強くなっていく上でのマヤの焦りや、外を出歩く恐怖や、ひとり黒衣装で部屋にいるシーン、ガラスに赤ペンで日にちを書きなぐるシーンなど、その我の強さや焦りがよく伝わる。車を銃に撃たれた時はびっくりした。あとは拷問シーンがしょっぱなこの映画にはあるけど、本当にあの程度ですんだのかな...実際もっとやっていそうだ。かなりアメリカ目線の映画だとおれも思ったけど、好きな人は好きな映画だと思う。
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