こもり

愛、アムールのこもりのレビュー・感想・評価

愛、アムール(2012年製作の映画)
2.5
裕福な老夫婦の在宅老老介護生活の始まりから終わりまで〜人生の悲哀に愛(エゴ)と献身を添えて〜みたいな話inパリ
永遠の愛を信じ感動するだけの素地がない人間にはもう…げろげろの美しさだった。現実としてこういった葛藤(介護されるのつらい早よ死にたい)(死にたがられるのつらい生きていてほしい⇄生きてほしいと思うのは自分のエゴでは?)を抱えた人が地球上に大勢いるんだろうな〜とか自分や大事な人がこういった状況になってしまったら〜とか考えたいのはやまやまなんだけど、身体変化の仕方が介護施設に入居してるマイグランドマザーのそれと似ていて 嫌な記憶(拘縮した腕じゃ着れない袖口の狭い服しか着たがらず服にハサミ入れようとすると怒られ着せようとすると痛いと叫ばれるどうしようもない時間や努力を怠る人間はみんな乞食!つまりお前は乞食!親の教育が悪い!とか小さい頃から何度も罵られ続けられたこと..)ばかり思い出されてそれどころじゃない🙃万死!(映画本編は優しさに溢れた素晴らしいお話です)
映像綺麗 生活感と可愛さと住みやすさ♿️が融合したお家素敵 シューベルトのピアノソナタ 長生きしたくない気持ちが昂まる映画 現実に寄せた『きみに読む物語』
「素晴らしい」「何が?」「人生よ。かくも長い。長き人生」(アルバムを見ながら)