上海十月

海と大陸の上海十月のレビュー・感想・評価

海と大陸(2011年製作の映画)
4.0
本作を観てみるとリアリズムと現実的な難民問題そして島の過疎と人間の尊厳とはを90分の映画ながら見事であった。シチリア近くの小さな島での漁師家族の話、妊娠した難民を助けてしまい、助けた家族が悲劇に巻き込まれる。美しい自然が悲劇と海から引き上げられるゴミや打ち上げられるゴミも覆い隠すかのようだ。難民がボートに夜中に襲ってくるシーンは、ある意味象徴的だ。難民問題は、難しいかもしれないが食わず嫌いで観ないのは、もったいない作品ですね。
上海十月

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