途中で気づいた。再見でした。
当時は彼らがしたことは紛れもなく犯罪で結果論とはいえそこから道を切り開いていく流れに釈然としなかった思いがありました。
改めて。「天使の分け前」すらあり得ない社会が彼らを未来を含め取り囲んでいて。一縷のチャンスがあるならばどうにかしてその2%の蒸発分を勝ち取る必要がある。でも殆どの者たちはそのチャンスすら与えられないというジレンマ。
親のメンツで子どもが争うという虚しさ!
隠れた才能を見つけるきっかけを与えてくれたハリー、彼が寄り添ってくれて本当に良かった。
被害者と加害者が対面しあうシステム、ロビーが「ムショに入ったからそれで十分だろ」という台詞が印象的で懲罰=「贖罪」ではないことが如実に現れている。
コメディタッチで描いてくれて良かった!