真田ピロシキ

地球、最後の男の真田ピロシキのレビュー・感想・評価

地球、最後の男(2011年製作の映画)
1.6
この監督の次作『シグナル』を先に見ているが大差ない。作家主義の若手監督による芸術志向映画。波長の合う人には響くが、それ以外の人には退屈極まりないのが凡庸でしかない。コミュニケーションが作品の核だと思うが、肝心の監督が受け手とのコミュニケーションを放棄しているよう。こういう高尚さを目指すのは俗受けする脚本を手掛けられてこそではないか。超低予算なのに映像は綺麗だし音楽のシンクロも上々なので、今後不本意な雇われ仕事をやれば案外化けるかも。