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本陣殺人事件のStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

本陣殺人事件(1975年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1977年毎日放送・映像京都製作。原作は1946年(昭和21)『宝石』に連載、底本は1973年の角川文庫版。「山陽道に臨む旧本陣、雪に囲まれた離れから、足跡一つ残さず消えた犯人。三本指の男が疑われるが…」(第2回予告より引用)。密室殺人物。心音を用いたサスペンスの作り方、降り積もる雪の妖艶な美しさ、立派な瓦屋根からだんだんと引いていくカメラが醸し出す旧家の歴史の圧迫感、金田一の脳内を再現したような推理シーン等、素晴らしい。推理小説を原書で読む兄弟が登場し、コナン・ドイルやミッキー・スピレーンへの言及あり。
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