THE ラブコメ!
別にこれを見たからといって何か得れる訳ではない。
ただ、普通に下ネタが満載で面白い。
この映画を別にそこまで語らなくても良いとは思うのですが。
あえて、語ってみようと思います。
脚本的にはTHEお手本。
というのも、映画時間95分に対して、起承転結のバランスがお手本通りなんです。
転と結は一緒の物とお考えください。
序破急の急が、起承転結の転結の部分です。
起承転結のバランスは1対2対1が最適と言われています。
ではこの映画はどうか。
まず起承転結の起。
これが映画開始0分〜23分くらいまで。
主人公(キャサリン)の状況を0〜8分で語る。
9分の段階で準主役。つまりは恋人になる相手役(バトラー)が登場。
13分でキャサリンとバトラーが出会う。
恋愛映画のお決まり通りに、最初は忌み嫌い合っているキャサリンとバトラー。
→ここまでで誰が主役で準主役でということが提示され、かつ主人公の最初の目的である「コリン医師と上手くいく」ということが提示される。
次に起承転結の承。
これが映画開始23分くらい75分まで。
キャサリンとバトラーが結託して、コリンとキャサリンをくっ付ける作戦を始める。
ここからは、「プリティーウーマン」のようなダメな女をイカす女に変えていく成長の過程。
この映画はかなり下衆ですけどねww
バイブ付きパンツって、面白そうやな!!!
→ここまでで主人公の最初の目的である「コリン医師と上手くいく」ことは99%達成されている。(1%はSEX)
それと同時に、バトラーが自分が成長させた女に惹かれていっていることが観客に伝えられている。
そして、映画開始75〜95分。
ここからが起承転結の転。
エレベーターでキスをして、バトラーとキャサリンの恋が始まる。
CMとかも入りますので皮算用ですが、
ちゃんと1対2対1の構成になっています。
脚本的にも、台詞がオチの伏線になっていたり、バトラーが良かれと思ってやったことが、後々自分に裏目に帰ってきたり。
ここらへんは凄く上手いです。
ぼーっと見てて楽しいという映画にも作り手の試行錯誤がしっかりあるんですね〜。
脚本を担当している内の2人は「アメリカンピーチパイ」の脚本家コンビ。
なるほど!!
そりゃ面白い訳だ!!
もちろんくだらない映画ですよ。
チンコで字幕を埋め尽くすわ、お豆さんのくだりとか。
バイブ付きパンツに絶叫する主人公とか。
下衆なんですけど嫌いじゃない。
むしろ好き。
映画天国を録画された方は是非一度ぼーっとご覧になってみてください!
ちなみに、映画天国の日テレが出資してる映画の宣伝の割合多すぎ。
なので、自分は録画して、宣伝の部分は全部早送りしてます。
日テレさん。いや電通さん?
宣伝は分かりますけど。
この時間帯でこの映画を見るような人は「オオカミ少女と黒王子」は見に行きませんよww
明らかにティーン映画でしょ。
「ホットロード」とか「好きっていいなよ」とか「君に届け」とかさ。
この類の映画の宣伝をこの時間帯に大金払ってやるって。。。
無駄ですよ。
映画ファン舐めたらあかんでー。