このレビューはネタバレを含みます
◆監督は実話ベースが得意?
「しあわせの隠れ場所」や「ウォルトディズニーの約束」など、実話ベースの映画化が得意な監督のようです。
ただ、今作は実話ベースではあるものの、この2作とはテイストが大きく異なり、感動話というよりは成り上がりストーリーに近いので、主人公があまり良い人ではないという。。
成り上がりストーリーでの最終的な着地は、成功はするものの失ったものもあり、光と影の双方を描くようなラストが多いですが、今作はそういうわけでもなく。
自分としては無理矢理にでも感動話にしたり、実はこんな一面もみたいなものを適当に見せられるよりは、この着地の方が好きでした。
◆劇場で出てくるレコードは?
劇中に出てくるレコードは『積極的考え方の力』という自己啓発レコード。
これはノーマン・ヴィンセント・ピールという牧師が出したもので、彼はカウンセリングをアメリカの一大ビジネスへと成長させ、ラジオや雑誌などのメディアを通して全米に知られた人物だとのこと。
その中身はすごく単純らしく、「自信を持ちなさい」ということらしい。いかにもアメリカ的な自己啓発だが。。
◆ドナルド・トランプとの類似点
主人公はこの自己啓発レコードをモーテル⁇で聞き、自らを鼓舞して営業活動をしている。
一方で、ホテル事業で帝国を築いているドナルド・トランプもこのピール牧師の自己啓発の信者らしい。
※トランプはピール牧師の教会で結婚式を挙げている。
◆マックに行きたくなった人は「スーパーサイズミー」を見て!
この映画を見ると、マック行きたいなぁ〜って思う人もいるかと思います。
それはそれでアリだと思うのですが、「スーパーサイズミー」という映画を見てからにしてほしいです!
「スーパーサイズミー」はドキュメンタリーで、一ヶ月マックだけを食べ続けるとどうなるかを記録したものです。
今でいう、「30日間マックだけで生活してみた」みたいなYouTube的企画ではあるのですが、マックだけで生活をすることで自分の身体にどんな弊害が生じるのかを記録してるので是非!