tomひで

ベルトルッチの分身のtomひでのレビュー・感想・評価

ベルトルッチの分身(1968年製作の映画)
3.0
ストーリーは面白くないのですが、若きベルトルッチの演出、画面作りが観ていて楽しい。

オープニングのシャンデリアの影を使った画面演出などは後年の名作にも通じているし、画面の配色、アングル、音を使った演出(無音も含めて)など、全編に渡って普通に撮っていたら退屈極まりないストーリーを飽きずに観させてくれている。勿論若気の至りといった表現もあるが、それも含めてベルトルッチの魅力が味わえる初期作品だと思う。

これでベルトルッチの長編は全て観てしまった。もう新たなベルトルッチの長編作品が観られないという悲しみに耽っております(笑)
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