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奇跡のリンゴのバナバナのレビュー・感想・評価

奇跡のリンゴ(2013年製作の映画)
3.0
木村さんがリンゴの無農薬栽培を初めて、やっと実が実った11年間の軌跡の話なのだが、実話に基づいており、その間心底貧乏だったので、凄く内容が暗い。

それに、現在は成功しているという事だが、普通の農方と違って、毎年必ず収穫できる訳ではないそうだ。
成功してからどれ位経つかは知らないが、農薬代の分は必ず得する筈なのに、その後、木村さんの農方は全く青森県で広まっていない。
農薬を全く使わないと、カビが生える恐れがあるそうだが、アメリカではカビが繁殖したメロンが出荷され、それを食べた人が何人も亡くなったり、今も後遺症で苦しんでいる人がいる。
イチゴでも新しい品種が出来たら広まっていくのに、なぜこの農方が広まらないのかと考えると、あのSTAP細胞事件を思い出してしまって、大丈夫なの?と思ってしまう。

映画の出来自体も、どこまで事実通りなのかは分からないが、ノンフィクションみたいで、あまり面白いとは思えなかった。
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