ハヤト

はじまりのみちのハヤトのネタバレレビュー・内容・結末

はじまりのみち(2013年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

みたいなー、いいんだろうなーと思ってみて、やっぱりめちゃよかった。
自然も、服も、人も、道も、雨も、山も、全て生きてるなと思った。
俺、歳とったのかな。とにかくキャストにすごく引き込まれる。

加瀬亮「医者。。。」
走る。走る。コチコチでとにかく走る。

俺がカメラ撮ってたら泣く。

木下恵介を描いた映画だが、それを考える暇もなく、一人一人の芝居が優しく入ってくる。
これに出ている人たちは「聞く」ということが素晴らしくうまい。
自分ではない人の優しさを聞く力がずば抜けている。こんなに優しさや想いを受け取れる人たちは見てて気持ちがいい。人間ていいなと何かの歌みたいだけど、その自然がそこにある事を感じられる。
何気ないシーンも何故かジーンとくる。
今、僕は現代に生きていて、なんでこういう周りの人の気持ちや、ただそこにある自然に感動できないんだろう、もっと聞こうと思った。恋してるときみたい。物や人に本当に恋に落ちてるみたい。

感動するって分かって見ても、やっぱりジュンに見れちゃうのは、その純度が高いからだと思う。
んで、やはり加瀬亮は非凡だと思った。
ってそんなのいまさらか。
荷車押しながら、「お父さんは昔〜」と話しだすと空間が急に詩的になる。

最後のダイジェスト映像も絵が綺麗で斬新で、くらう。きれいだ。ぐわっ。と。
ハヤト

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