ハヤト

ドント・ルック・アップのハヤトのネタバレレビュー・内容・結末

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

終末とか、世界の終わり系は大好きなんだけど、何で好きかって言われると難しいよね笑

ゆっくり世界がおわっていく。
半年もあったのに笑

彗星の美しさと、地上のアホさと、人間ってただの人間なんだっていう感動。
人間はとにかく逃避しまくって、酒とかセックスとか家族とか宗教とか化学とか音楽とか、どんなに地球では大きな事でも、その終わりが近づくと全部小さくなっていく。
それと同時にどんどん全部、アホなとこも含めて愛おしくなって、ああ馬鹿だなあってなる。

これは隕石が落ちてくるSFではあるけど、きっとこうなるんだよなっていう変なリアリティがある。
だいたい僕らはみんな死ぬのは生まれたら決まってるわけだから、おんなじ。死が近づいてくるその時間が濃縮されていくドラマだった。

最後のオチも、笑えるけど笑えないというか、やっぱり馬鹿だなあ、もう。ダメだなあ人間ってなって、美しいな、愛すべきアホだなって、悪口みたいだけどそう感じて、

そして、自分が今死に向かって生きてることを確認した。
ハヤト

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