これが実話というんだから当時のロスはかなりの荒れ具合だったんだと実感。もちろんギャングが街を裏で占拠してるというような話はよくあるけども、これだけやりたい放題でまかり通ってしまうのは改めて凄さを感じる。
とりあえずコーエン然り警察グループ然りキャラクターがいいね。それぞれに個性があり、貫いてる感じがかっこいい。どことなく仲間集め辺りのところでは『七人の侍』を思い出したり。こうゆう男臭い感じの映画はやっぱり嫌いじゃない。
ただ、正直竜頭蛇尾というか段々面白みが消えていった感じがあった。どことかは具体的に言えないんだけど。
結局ギャング対ギャングみたいな物なんだよね。途中で「息子に自慢できない」みたい台詞あったけど、本当にその通りだよね。もちろんこれが実話で、現実がそんな甘くないのも知ってるけど。もっと深みがあったのかな。なんか満足はしてないな。
とりあえず同じL.A.なら『L.A.コンフィデンシャル』のが面白いのは間違いない。