dm10forever

モンスターズ・ユニバーシティのdm10foreverのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【転ぶことを恐れるな!】

前作の「モンスターズインク」を観て、『同じ会社で働いていても、サリーは「怖がらせ屋」だけど、マイクは違うのかな?』という漠然とした疑問を持ちつつ子供と楽しく観た記憶がありました。
DVDで子供に観させてから、すっかりマイクの大ファンになったうちの娘は、クレヨンで「お父さん、これ、まいくわぞうすき~」と緑の丸の中に黒の目玉を書いて見せてくれました。
今回続編があることを知ると「観たい!観たい!」と大騒ぎ。
ってなわけで4歳になったばかりの娘を連れて、初映画館体験させてきました。

まだ字幕なんて当然読めないし、画面に映る文字だってそんなに読めない娘ですが、普段とは全然違う大きなスクリーンで活躍するマイクとサリーの姿に立ち上がって拍手したり、暗いシーンでは僕のかばんを抱っこして顔を隠すように観てみたりとかなり満喫していました。4歳で映画館デビューはちょっと早いかなと思いましたが、とりあえず泣いたり大声出したりはしなかったので、合格としようかな・・・と。

で、肝心の内容なのですが、子供でもわかるくらい単純ですし、どんなことがあっても挫けないマイクの姿を観て大人だけでなく、小さな子供が「頑張れ!」って言えるって、よく考えたら凄いことだなと思います。それだけストーリーが大人でも子供でも楽しめるって、口で言うのは簡単ですけど、中々難しいと思います。

子を持つ親は、子供の価値観に近い感覚で物事を見ようとしますので、アンパンマンでも楽しむことは出来ますが、この映画はそこまで敷居を下げたわけではなく、むしろ大人が観てもじっくり楽しめる内容で作られているのです。
そんな映画を子供が観て素直に感動したり怖がったりと、目一杯満喫させることが出来る事自体凄い作品だと思います。

本当にあんなモンスターたちのいる世界があったら楽しいだろうな・・・と思いつつ、逆に現代のギスギスした人間達をみて、モンスターたちは何を思うだろうか?なんて、ちょっと考えてしまいました・・・。これは大人の感想です。

映画はとても楽しめました。
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