学園青春モノとしては★4.8くらいの出来で大々満足！脚本的にはピクサークオリティが帰ってきたという印象。努力家も才能家も両方とも人の気持ちが分からない、とか、夢を諦める事をも肯定する、とか、コンビもの成長物語として何と良くできた脚本…。画やアクションも十二分に楽しめた。
ただ前作（問答無用の100点満点映画）のラストがああなるという前提の前日譚だと、どうしてもそれがノイズになって物語に入り込めない。モンスター達の【個性】も活かせてない（特にライバル達とか特徴なくない？）のもストーリーの本質にも影響してくるので、そこも納得がいかない。【モンスターと人間】という世界の裏表も無いので、正直この設定である意味がない。
あの2人に再会できたのは嬉しいけど、全く違う設定＆キャラでこのテーマの学園モノにしてくれたらなぁ、と思ってならない。はやりディズニー的キャラクタービジネスに迎合してしまったのかなぁ。大のピクサーファンとして少し残念。
