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プレミアム・ラッシュのgのレビュー・感想・評価

プレミアム・ラッシュ(2012年製作の映画)
3.8
メッセンジャー。
自転車に跨りNYの街を駆け抜け、渡された荷物を届けるのが彼らの仕事。

ろくに交通ルールも守らない、ブレーキだって付けない!車が走ってようが関係ない!
そんな彼らなんだけど、この映画でのメッセンジャーは「道路という公共の場においての危ない存在」でありながらも、ひたすらにカッコよくてクール!!!

まず題材が自転車というのが新鮮!
自転車に乗る彼らがどのように自転車を操り、どのように街の中を走って行くのか。色々なテクニックや人脈なんかがあったりして、そのひとつひとつが新鮮で面白い!

また、自転車が車の中を通り抜けて行く映像も色々な方向から撮られていて面白い!
主人公目線で撮ってみたり、車のドライバー目線で撮ってみたり、そしてこれが結構ハラハラする!!

「多くの車、歩行者がいる中で、どのように自転車で通り抜けていくか」。それを一主人公が一瞬のうちに頭の中で考えているシーン。
「こっちへ行ったら、あの歩行者にぶつかってしまうし、逆の方に行けば車にぶつかってしまう。さて、どうしたものか。」
なんていう主人公の考えが簡単且つ明瞭に映像化されていて、観てる側も解りやすいし楽しさ倍増。

さらに、主人公がこれまた実に楽しそうに自転車に乗るので、観ているこっちまで気持ち良くなれるし、だからこそ障害物を突破出来た時の達成感とか、風を感じる爽快感がよく伝わってくる!
なんだかこっちまで自転車で駆け回りたい気分になってしまう!



お話は、メッセンジャーの主人公がある封筒の届け物を頼まれ、それをキッカケにいざこざに巻き込まれていく、、。
ストーリーは単純ではあるけれど、お粗末に作られている感じは全く無い!
時間軸が入れ替わっている為、簡単なストーリーがほんの少しだけ捻られて、良い塩梅にドラマっぽい要素を生んでいるのも良かった!

主人公のジョゼフゴードンレヴィットはもう完璧。坊主可愛すぎか。適度な筋肉素敵すぎか。



なんだか主人公みたいに走り回りたい気分になっちゃうけど、

ブレーキ無しは禁止なので、

良い子は真似しないでね。
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