4年前に白血病を発症し未だ闘病中の女の子。今この瞬間動いているものすべてが煌めいているかのように、車窓を流れる景色を目映ゆそうに見つめている。
でも、それらがもうこの手には届きそうもないと少女のいたいけな瞳が物語っている。
まだ17歳だというのにこんなにも長く正面から死と向き合い懸命に生きようとする姿や、ダコタ・ファニングの今にも消えてしまいそうな肌や儚げな眼差しに思い出が重なり自然と涙が溢れてくる。
まもなく意識が遠のくようになるけれど、返事はできなくても皆の声は聞こえていていると、彼女の問いに優しく答える看護師さんの言葉も、つい最近耳にした言葉…
今はまだ、この類の作品に触れると弱い