けーな

17歳のエンディングノートのけーなのレビュー・感想・評価

17歳のエンディングノート(2012年製作の映画)
3.6
白血病で余命宣告を受けた17歳の少女の物語。白血病だからと、皆から特別な目で見られるので、学校を辞め、家で過ごしていたが、死ぬまでにしたいことリストを作って、友達と実行し始めるうち、隣に越してきた青年と恋に落ちる。

主役テッサを演じるのは、ダコタ・ファニング。「アイ・アム・サム」や「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」を観た時に、すごい演技力の子役だなと思ったが、成長しても、その素晴らしい演技力は、変わっていないなと痛感した。

相手役は、「戦火の馬」のジェレミー・アーヴァイン。「戦火の馬」がデビュー作で、今作は、その翌年に制作された、彼の2本目の映画。好きになった女の子が、余命僅かと知って、戸惑いながらも、受け止めていく姿が、初々しい。病院から帰る道のあちこちに、テッサの名前を書いていたシーンが、とてもいい。

お父さんが、「死なないでくれ」と泣き崩れ、それに対して、テッサ自身が、慰めるように、お父さんの肩に手を回すシーンが、秀逸。

小さい弟が、いい味出してた。
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