2020年5月31日
『愛さえあれば』 2012年デンマーク制作
監督、スサンネ・ビア。
この監督さんの『真夜中のゆりかご』は衝撃的だった。
イーダ(トリーヌ・ディルホム)は美容師。
夫と娘アストリッドと息子がいる。
娘のアストリッドがイタリアで結婚式を挙げることになり、
イーダが一人車で行く途中、駐車場でイギリス人の
フィリップ(ピアース・ブロスナン)と出会う。
フィリップは、アストリッドの結婚相手パトリックの
父親だった。
恋愛もの、それにしてはこの映画の評価が高い。
なんとなく観る気がしない。恋愛もの好きじゃない。
……などと思って、なかなか観ないでいたのだが、
なんとなぁ~く観てみると・・・・・・
なかなかどうして、面白いじゃない!!!!
恋愛…と言っても、色んな愛の形がある。
加えてイーダは病気が完治していない、
愛し合っていても、時間がたてば変化をする。
それらのエピソードを一つ一つ絡めながら、
知り合った二人が次第に心を通わせていく様を
描いた映画。
ピアース・ブロスナンさんが素敵なおじさま役💛
イタリアの建物と花いっぱいのその周辺、
海に面した海岸や洞窟などなど、いい景色。
変と思った箇所2つ。
夫が愛人を連れて結婚式出席はありえへんわ。
亡き妻の妹から言い寄られたフィリップが断る時の
言葉は、ちょっと言いすぎの感あり。
明日が結婚式の前日に、来客にそこまで言うか!?
主役の女性トリーヌ・ディルホムさんは自然体で
演じていた。
ラストのショートカットの髪形、とても素敵!