ノットステア

モネ・ゲームのノットステアのレビュー・感想・評価

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)
2.9
観た日 2019年9月末

○感想
深く印象に残りはしなかった。けど、ところどころ笑えてよかった。ホテルからズボンなしで堂々と出ていくコリン・ファースの姿は笑った。
ダメ男役でもコリン・ファースのスーツ姿はかっこよかった。
父親は「おもしろくないでしょ、この映画」と言った。(2019年当時)
コリン・ファースとキャメロン・ディアスが出演してたら観たくなっちゃいますよね〜


○基本情報
・2012年 アメリカ合衆国・イギリス合作。クライムコメディ映画。1966年の映画『泥棒貴族』のリメイク。


○登場人物
ハリー・ディーン…コリン・ファース / PJ・プズナウスキー…キャメロン・ディアス / ライオネル・シャバンダー…アラン・リックマン / ネルソン少佐…トム・コートネイ


○ストーリー
・イギリス人のキュレーター、ハリー・ディーンは、長年メディア王ライオネル・シャバンダーのもとで働いていた。しかし、彼の横柄さと人使いの荒さには我慢できないものを感じていた。
・印象派絵画のコレクターであるシャバンダーは、日本人コレクターのゴウ・タカガワとの競り合いの末にモネの連作『積み藁』の『積み藁・夜明け』を落札して以来、対になる作品の『積み藁・夕暮れ』を探していた。
・これを知っていたハリーは、知人の退役軍人ネルソン少佐が描いた贋作の『積み藁・夕暮れ』を利用して大金を巻き上げることを計画。計画の概要は次の通り。作品は強奪後ゲーリングの別荘・カリンハルに飾られていたが、連合軍パットン将軍の第1師団による急襲を受けた後行方知れずになっていた。ハリーは、この時陣頭指揮を取ったプズナウスキー軍曹の孫娘でカウガールのPJ・プズナウスキーを仲間に加え、もっともらしいバックストーリーを付け加えてシャバンダーを信用させ、ハリーの鑑定を裏づけに、シャバンダーが贋作に支払った大金を手に逃げる。しかし「悪知恵は働くものの大胆さには欠ける」ハリーの計画は、当初から挫折する。
・シャバンダーはハリーの思惑通りには行動せず、ハリーはシャバンダーとPJの商談に同席させてもらえない。ハリーはPJのホテル代すら事欠き自宅に泊めていたが、シャバンダーとの面会の席で「PJは高級なサヴォイ・ホテルに泊まるのが当然」と言われ、有り金をはたいて1泊だけ宿泊させることにする。
・ハリーは宿泊費を浮かせようと廊下に飾ってあった明時代の壷を手に入れようとするが、ズボンを落とすなど苦労するも失敗する。
・シャバンダーは、PJとの会食の席で、ハリーをクビにし、今後はドイツ人のマーティン・ザイデンベイバーを鑑定士を使うという。また、PJのサヴォイ・ホテル宿泊代はシャバンダーが持つことになる。
・PJを気に入ったシャバンダーは、日本のメディア経営者との商談にもPJを同伴させる。シャバンダーはコレクションを置く自らの別荘でゴンドラと仮面舞踏会のパーティを開き、商談相手やPJを招く。
・ハリーはパーティ中に作品鑑定をするため別荘を訪れ、シャバンダーのコレクション・ルームに入り込む。絵を壁から外したところで、盗難防止のセキュリティが作動しライオンに襲われかけるが、PJが駆けつけてライオンを捕捉する。PJを追って現れたシャバンダーは、新しく雇ったザイデンベイバーに鑑定させると宣言する。ザイデンベイバーは持ち込まれた『積み藁・夕暮れ』を本物だと鑑定する。しかしハリーは、絵の下に描かれていたエリザベス女王の肖像画を見せつけ、偽物だと暴露する。これを見たシャバンダーは、ザイデンベイバーをクビにしてハリーを慰留するが、横柄さに辟易していたハリーは捨て台詞を吐いて去る。
・シャバンダーからお金をせしめることができず、ハリーとネルソン少佐はエコノミークラスで故郷テキサスに帰るPJを見送る。そこにシャバンダーと商談をしていた日本のメディア経営者たちが現れ、ハリーはライオンが現れる前に贋作とすり替えていた『積み藁・夜明け』を渡す。メディア経営者の正体は、シャバンダーとオークションで競ったタカガワ。報酬金はスイスの銀行口座に振り込まれており、PJの航空券の格上げを決めたハリーは、ドナルド・トランプにピカソの贋作を売りつけようと、ネルソン少佐に次回の相談をする。