イギリスで初めてヌードレビューを登場させた実在の "ウィンドミル劇場" が舞台。莫大な遺産を相続した未亡人のローラ・ヘンダーソンが劇場を買い取り、支配人として雇ったヴィヴィアン・ヴァンダムと二人三脚で劇場経営を開始する。実話を基にした作品。
とっても好きなやつでした。
コメディなのかな～と思ったら、どんどんドラマチックな展開になるし、涙まで出ちゃった。観終わってから気が付いたけど『マダムフローレンス！夢みるふたり』のスティーヴン・フリアーズ監督の作品だったんだ！内容は違えど、何だか納得。
コメディ過ぎないけど笑えて、シリアス過ぎないけど心に刺さって、切ないけど、ちゃんと温かさがあって、温かいまま幕を閉じてくれる。そんな作風。とっても好み。
そして、ジュディ・デンチ御用達の監督なのね。『あなたを抱きしめる日まで』『ヴィクトリア女王 最期の秘密』も彼女が主演だった。まだ主演作あるかも。全部好きな作品なので、そのうちこの監督さんの作品攻めたいです。
前置きが長くなりましたが、本作やっぱりジュディ・デンチが最高👏 可愛らしくて、大胆で繊細なヘンダーソン夫人を見事に演じ切ってました👏 歴史の中で、古ければ古い程、強く時代を先駆ける女性ってやっぱり素敵。
ヴァンダムさん役は、私の大好きな『フック』のスミー役のボブ・ホスキンスだった！スミーのメガネ👓がなかったから途中まで気付かなかったけど、ヘンダーソン夫人とのやり取りが笑えるし可愛いし、もどかしいやら何やら😂
笑いながらほんわか観ていると、戦争という時代背景が顔を出してくるんだけど…そういう時代も含め、ヌードレビューの今とは全然違う在り方や価値、それぞれの生き方を良い意味で重すぎない重さで考えさせられた。
ジャケットのイメージとは違うんだけど、作中のショーの衣装や、ヘンダーソン夫人のお召し物など素敵なセンスで可愛くて、そういうのも楽しめたな～💕
脚本やセリフも気が利いていて素晴らしい。
観て良かった～✨✨
2022-263
