長い間子宝に恵まれずに絶望する夫婦。
そんな自分たちの理想の息子像を書いた手紙を庭に埋めると、なんと庭から一人の男の子が現れた。
しかも不思議な事にその子の足には青々とした葉っぱが生えていて・・・という話。
ディズニー制作のハートフルドラマ。
ちょっとファンタジー色が強すぎてなかなか受け入れられなかった。
けれども、ティモシーを演じる子役が素晴らしく、彼の天真爛漫さには心温まる事は間違いなし。
季節が移ろう毎に、ティモシーの足に生えてる葉っぱが抜け落ちていき、その度に周りが少しだけ元気になったり笑顔になったりする。
全ての葉っぱが抜け落ちた時どうなるかという真相は、やや予定調和気味でした。
その他、夫婦が自分たちの理想をティモシーに押し付け過ぎる展開が多く、どうしても本当の家族としては見られなかったです。
ティモシーが好きになった女の子の掘り下げも甘い気がしました。
しかし、ティモシーが何故夫婦の元にやってきたのかというとのがわかるラストでは、全てが試練であったと納得も出来ました。
新たな家族として迎える少女が、周りから偏見の目から見られるであろう「普通の子供」ではない所に、確かにティモシーの存在が影響を与えていた事が分かります。
秋〜冬にかけて季節が変わっていく時期に観るとまた良い映画だと思います。
