chibicobicsabic

エビデンス -第6地区-のchibicobicsabicのレビュー・感想・評価

エビデンス -第6地区-(2011年製作の映画)
2.8
”あっち”と違ってこっちは全部POV。
こっちのほうが公開年早め。

まぁこういうのって説明いらないから好き。
何でも撮りたがる人がいてこそ成り立つ映画。
そんでもって映画だからこそ「それ何?ゴリラ系?」っていう
何故の野獣やら秘密基地的なものやらそういうある意味「ロマン」があるから好き。
話の流れなんぞどうでもいいのですよ。
そもそも赤の他人が撮った身内だけで観る動画なんて自己満足以外の何物でもないし、「あんたんちの子供の成長見せられても」ってのが多いんだし。
そう考えれば「あったら面白いな。いや面白いか?」って思いながら
観られるからPOV好き。

本作品で個人的に意表つかれたのは生存者ですかね。
「あ、あなたが生き残るの???」っていう。
なんでしょう、自分の好みが思いっきり出ちゃうんでしょうかね。
「なんとか脱出するんだ!」と応援してた人がギリアウトで
そうじゃないほうが脱出。
「気に入らんな」と思ってしまうっていう。
いや別に脱出した人がなにかしたわけじゃないんですよ、
ホラー映画で多い「最初に死ぬ」タイプでもないしね。
だったらもうひとりの方も脱出させてあげてよぉ、という思い。

あとね、どうでもいい部分での感想としてですけど。
時々ね、内蔵出したい系の映画があるでしょ、あの腸関係の
出方に常々不満を持ってたのですよ。
明らかにウレタン系の材料使ってるから立ってても寝てても
腸が元気に飛び出すんですね、3Dならまだ我慢しますよ、
例えば「飛び出せ直腸!3D!」っていうキャッチコピーにも納得です。
でも、本来あんな飛び出るわけがないのでこの作品の内蔵の出し方は
個人的には良かったなと。
「出す」んじゃない。もう「出てる」。
なんにしろ内蔵デローンは入れたかったんだろうね。
内蔵ファンのためにも(いますか?そんなファン)。

でもやっぱ
どっかに秘密基地があっておかしな実験してて
謎の生物が生まれてて(超凶暴)って現実にあったらと思うと
興味わきません?ロマンだわ~。
宇宙人なんて(あんな奇妙な風貌の)いないと思ってるけど
でもやっぱいたらロマンよね、と思ってるし(ロマンって言いたいだけ)
優しい宇宙人なら握手したい。
おとなしい謎の生物なら撫でてあげたい。
chibicobicsabic

chibicobicsabic