英語版の方で鑑賞。
原題は「The Lodge」で、まさしくそのロッジで展開していくわけですが
このLodgeというのは実は秘密結社などの”地方支部”の意味もあったりします。
わかるでしょ、グレイスの過去を考えてみれば「なるほど」と思うでしょ。
何もよく考えずに(まだ考えられない年齢でしょうけど)
精神的に追い詰めていくところはいかにも「子供」なのだけど
相手は上記の通りそちらの過去がある女性。
追い詰められることによって次第に過去の自分に戻っていってしまい、
そこである意味新たにカルトが生まれてしまったとも言える。
グレイスのことを知り動画を見て過去のことを知る。
そこでエイデンに生まれたのはなんだったんでしょうね。
今の時代によくある、未熟な人間によくありがちな
背景など全く無視で上っ面だけで貶す、叩く、非難する、
そんな気持ちがあったんでしょうかね。
「何でも知った気になった」のかと。
ざっくり調べただけなのに
カルトに夢中になる女、だからその程度の人間
という思いがあったんでしょうか。
つまりは自分が上だと。結果やりすぎ。
子供視点で始まってるから子供に同情が行きがちな流れなのが
途中から変わってしまう。
で、ワタシ的には、
さすがに「お前らいいかげんにしろ」と思いながら観てたんだが、
相手が子供なだけに、大人に説教かますのと同じようには無理だろう。
だからこそ親の教育でも心の教育はとても大事なものだと考えてるわけですが残念ながら父親はそんな気はなく、自分の気持ち重視。
もうちょっと時間じっくりかければよかったのに。
犬殺すのは許せんぞ。何の罪もないのだから。
(動物殺すシーンが有る作品はもれなく評価下げる)
人って弱ってる人を叩くのが好き。
日本にもそういう人だらけ。
(ヤフーの記事のコメントとか見てるともう日本にまともな人間って
いないんだろうなっていつも思う。悲しくなるわ)
片っ端から貶したり非難したりするのではなく、
その背景を理解した上で共に生きていけるようにすべきなんじゃないのかね、と思うのですよ、あたしゃ。
なにをそんなにギスギスしとるのか。
グレイスはもう立ち直ろうとしてるではないか。
何故そこらへんを観てあげないのか。
いや、子供には無理かもしれんが。
などと堂々巡りな思いもありつつ、
なんだかそんなことも思いながら観させていただきました。
今日は真面目な感想。ふふっ。