ゆう

スタンリーのお弁当箱のゆうのレビュー・感想・評価

スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)
4.0
TSUTAYAで見つけた良作!

タイトルにもあるようにインドの学校でもお弁当文化はあるようで、どのお弁当も美味しそう。このお弁当を巡って事件が起こるんですが、悪役として出てくる国語教師のヴァルマー先生がとっても理不尽!

スタンリーは明るくてクラスの人気者。
そんなスタンリーの事情を察してお弁当を分けてあげる心優しい仲間達。特にお金持ちの子アマンが良い子。結託した子供達VSヴァルマー先生の構図はトムジェリの追いかけっこのようで面白かったです。
インドではダッパーと呼ばれるお弁当箱が主流のようで、男の子にはダッパー持たせたいですね。

美しく優しいロージー先生はスタンリーにとって女神のような存在だったと思います。ラストはハッピーエンドで終わると思っていたので、ラストに分かるスタンリーの家庭の事情がインド社会の実情を現していて、エンドロールで語られる話を聞きインドの社会問題を投げかけるメッセージ性の強い作品でした。

監督がヴァルマー先生の人で、息子は何と主人公のスタンリーというから驚きです!
そして、この映画の撮影方法が斬新で、だからこそ子供達の生き生きとした表情が撮れたんだと納得しました。
ゆう

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