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ハッピーサンキューモアプリーズ ニューヨークの恋人たちのデイのレビュー・感想・評価

3.8
小粒だけど良作。
結構胸にジーンと来る物語でした。

日本未公開

ジョシュラドナー監督脚本主演。

この映画では男女の友情が成立していて、3組のカップルの恋の物語が描かれています。

主人公の売れない作家サム(ジョシュラドナー)
無毛症のアニー(マリンマッカーシ)とメアリー(ゾーイカザン)は男女の友人です。

そして、その3人のそれぞれの恋。

サムは地下鉄の中に置き去りにされた黒人の男の子ラシーン(8歳ぐらい)と出会います。
里親の元を転々とさせられてるラシーンは帰りたく無い…とか言うもんだから…。
何日か家に泊めてあげるのだけれど、段々と沸いてしまうラシーンに対しての愛情。

そしてバーで働き夜には歌手として舞台に立つミシシッピと名乗る女性に恋をします。

今回のゾーイカザンは今まで見て来たゾーイカザンの中では一番可愛く無いけど、でも、やっぱりやっぱり可愛いゾーイカザン(>_<)!!
ほっぺたぷっくん。ブロンドだよー。
仕事でロスに行って出来ればロスに住みたいという彼とNYを離れたく無いメアリー(ゾーイ)
彼とそのことで揉め揉め。でも結構ラブラブ♪(笑)

そして、
無毛症でも前向きに生きるアニーが元カレと再会して一夜を共にするけど、元カレには、今も他に女いるしさ…そんな関係で良いじゃん。
と言われ傷つく。

無毛症でもアニーにずっと恋をしてたサムNo.2。
冴えない見た目でアニーのタイプじゃないのだけれど
彼の想いに涙。

そして映画の題名である「サンキューモアプリーズ」
アニーがタクシーに乗っててインド人の運転手に言われた言葉。
「誰でも生まれてから幸せになる事が出来る。大切なのは感謝の気持ちを表すこと。」
って。

どうやって?
「簡単だよ。ありがとうって言えば良いんだよ。」

「ありがとう。またお願いね。ありがとうまたお願いね…。って繰り返すこと。」
その話をアニーはサムNo.2に話します。

ありがとう!またお願いね☆
「サンキューモアプリーズ」とても素敵な言葉です(T_T)。
「モアプリーズ」はなかなか言いづらいけれど。

サムは警察に捕まりラシーンと引き離されてミシシッピとも別れてしまう…
サムにはもうちょっとしっかりして欲しかったな。

そして、ラストは…。

淡々としてて大きな盛り上がりも無いけれど、この普通な感じ
小さな幸せみたいな?
1人1人の抱える悩みみたいなのが余計に心に響くんですよね。
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