チャットで出会ったロリコン中年おやじ（35才）にレイプされた少女（14才）の話。実話を元にしてるらしい。
主人公の美少女アリー（14才）はチャットで知り合ったチャーリー（35才）とのデート中になし崩し的な流れでレイプされる。
しかし、アリーにレイプされた自覚はない。事態の異状さを知ったアリーの親友が彼女の両親に知らせたことで事態が発覚する。
両親や警察にもアリーはチャーリーは交際相手だと主張する。何故か？
チャーリーは未成年淫行の常習犯。手口が巧妙且つ狡猾。
初めは自分をスポーツに熱中する高校生だと偽って近づく、写真はイケメン風の高校生を使って。そしてアリーの思春期特有の拗らせ、友人関係や親との距離感に悩むアリーの理解者のような言辞を労して信頼を得ていく。そして、今度は、実は自分は二十歳の大学生だと告げる。怒り戸惑うアリーを「同年代の方が構えず話して貰えると思って」「大事なのは心の結び付きで年齢差は問題じゃない」「君（アリー）がスペシャルな存在だからなかなか言い出せなかった」等最もらしい詭弁でアリーの不信を取り払う。しかも、この件、もう1度ある。次は25才の大学院生だと告げる。
いくら楽しく話せる相手も大人の女性ならこの時点で切るけど、アリーは子供でチャーリーの甘言を信用してるので受け入れしまう。
そして、会うことになったら大学院生でもない35才のおやじであるチャーリーが現れる
ドン引きするアリー。しかし、例の年齢差は関係ない攻撃に絆されてデートをしてしまう。
そこでチャーリーはアリーが欲しがっていた、親から禁じられていたセクシーランジェリーをプレゼントする。「着てる姿見たい」と言ってホテルに連れ込み、「君は美しい」と褒めあげなし崩し的にアリーと関係を持つ。このシーン、かなり胸糞悪かった。チャーリー役の人、モノホンかよってぐらいリアルなベドフィリアに見えるんだよな、、
時間をかけて信頼できる人物だと思わせて、性暴行ではなく愛されるていると思い込ませる。典型的なグルーミングの手口。
しかも、相手が純粋な未成年だから浸透度が高い。両親、カウンセラー、事件の捜査官が何を言ってもアリーは自分が被害者だと認めない。それどころかチャーリーを庇う。
プライドもあるし自分が玩ばれたと認めるのもツラいから頑なになる。
この辺のアリーの心理の動きはリアルだった。だけにやるせなが募る。
リアルと言えばアリーの父親の動きもリアルだった。犯人憎しのあまりアリーのケアより犯人に復讐することに憑かれ自分を見失っていく。
遅々として進まぬ捜査に怒り捜査官を罵倒する。自分の娘を撮影していたアリーと同じ部活の女の子の父親をロリコン中年の盗撮と思い込み殴りかかってしまう。
そんな父親と被害者意識のない娘の関係が悪くなるのは必然。父娘は激しく口論する。諌めようする母親の表情があまりに悲痛。
映画としてはかなり安く緩慢な駄作っぽい雰囲気なんだけど、安直に実話を再現してるせいか、異様に登場人物の心理がリアルでレイプがもたらす悪影響がダイレクトに伝わってくる。
なんだろう。コンビニとかに売ってる色んな事件を漫画化した廉価コミックのような稚拙で安直な故の生々しさがある。
本作に関しては安直さと稚拙さがプラスになってる。
アリー役の子はタイトルのあるように美少女ではあるけど、それは映画的なレベルではなく市井レベル。近所のかわいい女の子な佇まい。両親役も華やアクない普通の中年夫婦と言った風情。そして補食者のチャーリーもどこにでも居そうな冴えない中年としか言えないルックス。
キャストが全て本作のコンセプトに合っている。これは本当にあった事件で同じことは起きてると確かに思わせる説得力がある。
そして構成の安直さから映画的な劇的なアレンジのない結末もよかった。父親でなくても殺してやりたくなるチャーリーに捜査の手は届かずに終る。
DNA鑑定から他にも被害者がいる常習犯だと分かるがチャーリーはFBIのデータベースに載ってないから逮捕を免れた。
実話だからこその絶望感がある。
唯一の救いは他にも被害者がいることを知りアリーは自分が被害者だと自覚し、それを見た父親が自分の過ちに気づきアリーに謝罪し壊れた父と娘の関係が戻ること。
やっぱりロリペドは死刑にすべきだと思ったね。
未成年の性被害及び性搾取を無くすために性交渉の合意年齢の引き上げを求める人達に誹謗中傷したり、未成年にも決定権があるとか宮台真司みたいな戯れ言ほざいて合意年齢引き上げに反対してる奴等は全員、本作のチャーリーみたいなロリペド野郎なんだよ。
実行しないだけで、騙しやすい未成年なら金もなく性格も悪くルックスも悪いキモカネおっさんの自分でもワンチャンあるって下劣な幻想にすがって生きてんだよ。なんて惨めでキモくて有害な連中なんだ🤮
合意年齢を引き上げ反対を表明した段階で逮捕できねぇもんかな🤔
