マーティT800IMAX

きっと、うまくいくのマーティT800IMAXのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
3.8
「きっと、うまくいく」

いいじゃないですかー、このタイトル(๑˃̵ᴗ˂̵)‼️

3バカトリオの1人、ゆずの岩沢さん似の
ランチョーの口癖、

「Aal Izz Well」(きっとうまくいく)

からとられた邦題が素敵です(^^)

「うまーくいく、うまーくいく♬」

「痛いの痛いの飛んでいけ」的な、おまじないのようなこの言葉。

なんか、口にするだけで「うまくいく」ような気がしてくる不思議な言葉です。


いやぁー、インド映画恐るべし‼️‼️

本当に観てよかったと思える、素敵な作品でした♬♬(๑˃̵ᴗ˂̵)‼️


名門工科大学に入学した、
ランチョー、ファラン、ラージューの仲良し三人組の大学生活をコミカルにシニカルに描きながら、10年後のある1日を同時に描いていく今作(^^)

約170分というお腹いっぱいごっつぁんですの作品時間も濃密で、これぞインド映画の真骨頂といった感じであらゆる要素てんこ盛りの、最高のコメディ作品でした♬

もちろん、
ちゃんと歌って踊ってますww♬♬

ズビドゥビ・ズビドゥビ・パンパーラ♬
ズビドゥビ・パランパン♬♬


僕は勝手にインド映画って、歴史的な昔の時代を扱ったものばかりなのかなって思ってました。
だけど今作は現代が舞台で、とてもポップで見やすくすんなり入る事が出来ました(^^)

日本のコメディ作品や、見慣れたハリウッドのコメディノリに近い印象です。

大学の寮生活を共にしながら、そこで繰り広げられるドタバタコメディと思いきや、
インドの教育思想の闇にも真っ向から問題提起しているところに、深みを感じました‼️

エリート志向。

親からの過度な期待、プレッシャー。

競争社会。

弱肉強食。

より年収の高い職、社会的地位の高い職に就く事こそが至上主義。

大学は教育じゃなく、点の取り方を教えるところ。


追い詰められる学生。


その結果がもたらす、最悪な結末。


インドにおける、学生の自殺率の高さ‼️


これらの考えが特に強いインドの教育体制に、一石を投じるようなメッセージが込められていました。


「何の為に大学に行くのか❓」

「自分は何になりたいのか❓」

「親からの圧力じゃなく、自分が本当にしたい事とは何なのか❓」

「何が自分にとって幸せな事なのか❓」

「人生で1番大切な事とは❓」


これらの事を考えさせてもらえる、とても良い内容でした(^^)


あれ❓

ちょっと待って下さい💦

これらの問題や、悩み、、、、

インドだけちゃうやん、日本でもそうやん‼️

一緒やん‼️


やりたくない辛い事やけど、稼ぎは良い仕事とその人生。

か、

稼ぎは少ないけど、自分が本当にしたくて楽しく幸せに感じる仕事とその人生。


どっちがいいんでしょうねー(>人<;)


人それぞれ立場、価値観、考え方は違うでしょうけど、そりゃ稼ぎが良くて、やってて楽しい仕事なら言うことないですけど^_^ww

ただ、
現実はそう理想通りにはいきません。


みんな〝何か〟を諦め、〝何か〟を手に入れ必死に生きている。


そんな、
仕事とは、人生とは、幸せとは⁉️

について、考え、生きるヒントになるような、一歩踏み出す手助けになるような作品でした♬


そして、
何よりも、何よりも‼️‼️



〝友達って、仲間ってええやん、
素敵やん、最高やん〟


ですよ(๑˃̵ᴗ˂̵)‼️‼️


色々、言うてますけど最後はこれに尽きると思います‼️‼️‼️


ある意味、日本人こそ観た方が良い映画かもしれないと思いました。


ラストは、まさかの展開に鳥肌で且つ、
爽やかで、清々しい気持ちになりました(๑˃̵ᴗ˂̵)


長尺の脚本でもとっちらからずに、むしろ気持ちの良いくらい、スッと胸に入ってくる、秀逸な仕上がりに天晴れでした‼️


これは、おススメ‼️


「きっと、うまくいく」


困った時、ピンチの時はこの魔法の言葉を唱えてみては❓(^^)


根拠はなくとも、


勇気が湧いてくると思います‼️


そう‼️
きっと、うまくいくはず‼️


ズビドゥビ・パランパン(*´∇`*)♬♬



※以下きっと、ねたばれ※















大学生活と、10年後のシーンの描き方がとにかく秀逸でした‼️

今、ランチョーはどこに⁉️

しかも、ランチョーは別人の名前だった⁉️

第1部が終わる時には、もうその急展開に釘付けでしたよ(๑˃̵ᴗ˂̵)www


ランチョーを探すロードムービーであり、
ランチョーは本当は何者❓というサスペンス要素もあり、
ズビドゥビ、ダンスパートありw、
教育体制に疑問を投げかけるメッセージ性あり、そんなアホなとツッコミ要素あり、
友の友情あり、恋愛要素あり、笑いあり、涙ありの、文字通りなんでもありの最高の作品でした(๑˃̵ᴗ˂̵)‼️


勝利至上主義の学長と、ランチョーのバトルも見応えあるし、その敵視していた学長も息子を気付かずに自殺に追いやってしまっていた過去、それを娘から告げられるショックなど、根は良い人であることなど、感情移入してしまうキャラクター描写が素晴らしい‼️

宇宙で使うペンをランチョーに手渡すところは、グッと来ました(>人<;)‼️‼️

ファランが、厳格な父親に本当は写真家になりたいと真剣に伝えるところ、
初めは怒り、聞く耳を持たなかった父親が、許し、ファランを励まして抱き合うところは、グッと、グッときましたよ(๑˃̵ᴗ˂̵)💦💦

飛び降りて瀕死のラージューを、みんなが毎日見舞うところは、目頭が熱くなりました(>人<;)


ラストもこれまた秀逸で最高でした。

10年振りに3バカが揃ったのも感動でしたし、チャトルの取引相手がなんとランチョーで、ランチョーの本名はフンスク・ワングルだったwww‼️

と、最高の笑いでフィニッシュするのが、
とても気持ち良く心地よい‼️


大人になったこれからも、

ランチョー、ファラン、ラージューは
いくつになっても、ずっと仲良しと思うととても幸せな気持ちになりました(๑˃̵ᴗ˂̵)


3人はこれからも、大丈夫‼️


きっと、うまくいくはずです(^^)


この魔法の言葉を知る事が出来て、
この作品を観て、本当に良かったなって思いました♬


最後にランチョーの名言、

「自分がなりたいものは心が教えてくれる。臆病になった時は胸に手をかざしてこの言葉を言うんだ。
〝Aal Izz Well〟(きっとうまくいく)」


うん、言う(^^)‼️