観終わった後の素直な感想は、
凪というか、無というか、、、。
喜怒哀楽のどれでもなかったです。
正直感想が難しい!!
ある意味タイトル通りの作品でした。
オッペンハイマーが原爆開発に至るまで、そして、その後の物語を描いた〝だけ〟の作品。
オッペンハイマー以上でも以下でもない。
なので、
広島、長崎のシーンが無いのは当然と言えば当然だったのですね。
なぜなら、オッペンハイマーが見ていないもの、体験していないものは描き様がないと。
鑑賞前は、日本人としてどんな感情を抱く作品なのか非常に興味深かったんです。
広島、長崎を描かずして原爆を扱う作品は成立するのか?と期待と不安が入り混じりつつ。
しかしそこはさすがのノーラン監督。
圧倒的没入感で、
180分、見入りました。
派手なシーンは何一つ無い、ほぼほぼ会話劇の180分。
見れました。
見入りました。
オッペンハイマーが、どのような人物で、何を考え、どう生きたか、を見ました。
ノーラン監督作品じゃなければ、
ダメでしたね。
アクションシーンは皆無、
目を引く派手なシーンもありません。
だけど、間違いなくIMAX案件です。
正直、おすすめするかは迷うところですが、
見応えは素晴らしかったです。
逆に皆さんの感想を聞きたい。
P.S.
RDJの演技の振り幅、さすがでした。
アイアンマンが微塵も感じられない。
素晴らしいものでした。
※以下ネタバレ※
原爆投下後、ヒーローのように扱われるオッペンハイマーの苦悩のシーン。
それについて、正直同情も何も感じませんでしたけど、そのような思いを持っていたという事を知れたのは良かったと思いました。
そして、
手放しで賞賛するアメリカ人たちを見て、汗が出るくらい怒りが込み上げたシーンでもありました。
恐ろしい。
原爆が徐々に完成していく様子は、
本当に恐怖でした。
。