天津甘栗

エンディングノートの天津甘栗のレビュー・感想・評価

エンディングノート(2011年製作の映画)
3.6
24時間働けますかジャパニーズビジネスマン的、仕事命で一昔前の日本のサラ・リーマンの典型オジサン。
娘がこんな風に最期を撮り、己れの人生を代弁し、ドキュメンタリー映画として綴ってくれるなんて、1番の本望でしかないだろうな。愛し愛されていたんだなぁと思う。

死の淵に立つ親父と、心が揺れて判断がぶれる妻・姉妹、捲し立てるように親父の死後の段取り確認を業務的に行う長男。様々な感情が入り混じったピリついた空気感の中、「男の世界だね」とサラリと皮肉の効いた慈愛溢れるユーモアをもってカットインする看護師さんがステキ。

94歳の怖そうなおばあさんの若い頃がmiwa似の現代風美人で、思わず一時停止してまじまじ見た。
天津甘栗

天津甘栗