マリオには馴染みが深すぎて、平面のゲームキャラクターという確固たる概念が刻み込まれています。
そのため、イタリア系移民の配管工という出自や、パルクールの達人など、現実との繋がりを感じられる平面世界にはない奥行きのある描写が新鮮でした。
一方で、もともとマリオの各キャラクターは超絶シンプル設計であり、またそれが確立されているため、複雑な人間模様やストーリー性を求められるコンテンツとはミスマッチとも感じました。
やっぱりマリオ達が適している舞台はシンプルなアクションゲーム。映画で眺めるよりもゲームキャラとして操るのが一番楽しいなぁと思う。苦悩しているマリオは要らんのです。死は軽くて即復活でいいのです。