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海がきこえるのentamickのレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
4.1
京都のイオンシネマの特別上映にて視聴。
端から見れば振り回されっぱなしで、タクがリカを好きになる要素は皆無なのに、どうしても惹かれてしまう。恋のもどかしさやモヤモヤした感情が上手く表現されている。寄せては返すさざ波の様な想いに、ノスタルジーを感じざるを得ない。
最後のホームのシーンは、今となればとても使い古された演出だけど好感が持てた。リカにとって電車を乗り過ごしてまで作った相当嬉しい再会なはずなのに、クールな顔で控えめなおじぎだけに留めた演出が味わい深く最高でした。
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