サヨナライツカのentamickのレビュー・感想・評価

小説版が好きで視聴。キャスティングは上手かったけど、映画全般としては盛り上がりにかけたなと言う印象。
若さに任せた恋愛、不倫シーンに力が入り過ぎて、年老いてからの切なさを演出するシーンに、小説版で感じる程の盛り上がりが得られ無かった。そこでめちゃくちゃ泣けるはずなのに。
ただし、印象的なサヨナライツカという詩を書いたのが、不倫された妻の方であるという設定が素晴らしく、それを演じた石田ゆり子さんの佇まいは良かった。
なんやかんや言って、結局は愛されていたいマザコン男の夢物語です。