DVDで鑑賞。
ドイヒー映画鑑賞祭は続きます(笑)

あの『エイリアン2』のビショップ役のランス・ヘンリクセンが出てるエイリアン映画というジャケットを見て借りてきた映画。

冒頭はSF映画な雰囲気なのだが、いきなり舞台はマイアミに。
バレエのシルエットと普通の人間の格闘シーンで描かれたオープニングに、また違う映画を借りてきたのかと錯覚。

超チープなCGで見せるグレイタイプの宇宙人と、グエムルという感じのクリチャーがなんとも…

唐突なラブシーンや、格闘シーンなど、ツッコミ要素満載。

これも邦題＆ジャケ詐欺作品だった。

• #CORO3_2015
• #CORO3_doihi-

太鼓腹のブタは暴言過ぎ

かつて宇宙で発見され持ち帰られた宇宙生物と思われる何かの昏睡体。大小2つのそれがまるで繋がっているかのように、ミリ秒単位で同時に覚醒し、小さな個体が大きな個体を操作し始めた。

この”感覚共有”に目を付け、遠く離れた双子の不思議なリンクが、彼らエイリアンの解明に一役買うのでは？という目論見で連れてこられた元工作員リサさん。普通に怪しげな研究に手を貸すことになるのだが…みたいな。

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エイリアン系16本レンタル遍路のメンバーのひとつ。我らがエイリアンシリーズの2013作目です。謎のエイリアン研究施設に拉致られた工作員女性の大奮闘というお話。

CGの出始めのような時代のCG特有の、味があるCGがふんだん。妙なダイジェストの多さと、妙な格闘の多さはなんなんだ…と、思っていたら案の定なんですけど、大半はエイリアンなどほぼほぼ蚊帳の外。

みるみる”不良軍人vsリサ”の様相を呈し始め、そもそも絶妙なヒロイン力のリサさんのバトルアクションが中心に変貌。これは…彼女を見せたい映画なんだろうなぁ…。

例えばリサさん。戦闘中に音楽を流すと戦闘能力が飛躍するという謎技能を持ち、バレエ神拳でカポエラ使い達をボコり始める冒頭は普通に面食らいました。でもこれ、ただの彼女の特技でそんな意味もない。そういうのが多い。

色々へっぽこですが、後半近辺の謎バディ展開は嫌いではなく、諸々不要な前半をもっと削ってこの辺を中心にしておけば滅茶苦茶良かったんじゃ…と思わなくもない。これが低評価仕草です。こんにちは。

個人的に気に入ったのは、意識なし病床女性の乳揉むとこ(性癖)です。

双子がどうとかの説明がさっぱり頭には入ってこなかったが、ランス・ヘンリクセン無駄遣い映画シリーズの中でもまだ彼は仕事してたほうなので全然悪い映画とは思いませんでした。おもちゃの銃でみんなが真剣な顔してエイリアンと戦ってるシーンは結構笑えます。

今回登場したエイリアンは本家のゼノモーフなんかとは程遠いほど平和主義。本体の種族は宇宙船で怠けすぎた結果、体がド貧弱になり代わりに自らの意識を転送させた大型生物を操る。平和主義なエイリアンといったものの操っているエイリアンは人間をあっさり殺せるほどの怪力と脅威的なスピードを誇る。円盤のジャケットに出ている凶悪そうなエイリアンのビジュアルが良過ぎるので別作品作って登場させてくれ。

終盤に近付くにつれ研究対象となっていた人たちを逃がしたりする主人公だが、何も言わずにヘリに乗り込みトンズラ。島には誘拐された人が何人もいるのに見殺しにする最悪なエンディングを迎える。それ以外にも主人公がイヤホンで音楽を聴くと戦闘能力が上がるという中学生みたいな格闘術、しょぼい恋愛ドラマの愛憎劇のようなものが展開したりしてなかなか楽しめる一本。