第2次世界大戦開始間際のイギリスを舞台に、とあるレコードを発見したことから恐ろしい陰謀に巻き込まれていく女性の運命をスリリングに描いたサスペンスドラマ。
サスペンスでもあり、時代に翻弄される人々を描いた人間ドラマの要素も併せ持っている本作。
サスペンスの作りは比較的オールドクラシックな感じで悪くない。
1939年の設定だが、エディ・レッドメインがとても時代にマッチした雰囲気でGood。
ビル・ナイの相変らずのダンディっぷりも素晴らしい。
ナチスドイツが台頭し始めた1939年。
国と国民を守るために…
徹底交戦するべきか、宥和政策で解決を図るべきか…
自国を想い行動した人々。
なにが正解かは分からない。
通常ではあり得ない理由で事件が起きてしまうことも戦争の弊害なのだろうか。
第二次世界大戦のターニングポイントとなった1939年を舞台に、サスペンスと人間ドラマの二方向から切り込んだ見応えのある作品です。