きゅーり

さらば箱舟のきゅーりのレビュー・感想・評価

さらば箱舟(1982年製作の映画)
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寺山修司が過去の作品で扱っていたテーマやモチーフが今作でも使われていて印象的でした。
特に村の慣習であったり、血縁者によって個人の意思が蔑ろにされ、鬱屈としていく様が今作でも魅力的でした。
呪いのように、人の思考や行動が縛られ、逃れられない恐ろしさに惹かれてしまいます。


今作は、ガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』という小説が元となっているらしいので、そちらの方もいずれ読んでみたいです。