ぴろぴろ

ウォールフラワーのぴろぴろのレビュー・感想・評価

ウォールフラワー(2012年製作の映画)
4.0
イントロ聴くだけで当時の記憶が蘇る。  青春時代と思い出の曲はワンセット。  ここでもデヴィッド・ボウイは強い印象を残す。
出会いを通じて居場所が出来て、認められて世界観が変わって行く。  
当時、これがずっと続くと思っていたのは願望で、実際は大人になる過程のほんの一瞬に過ぎない。 だからこそ
“この瞬間こそ ぼくらは無限だ” このセリフが秀逸過ぎて沁みた。
友達が少なくて、高校生活をエンジョイしているとは言い難い主人公チャールズ。  “壁の花“という言葉の意味がうまく表現しているようで、それがかえって残酷で悲しくもあるけど良いタイトルだ。
日向でキラキラ咲いてる様に見えても、日陰でひっそりと咲いていても、それぞれが胸に抱えた孤独や葛藤。  悩みなんて無縁の様に、何でもないことの様に振る舞ってしまうプライドと強がり。 
あの日カーラジオから流れた曲、ダンスパーティーで流れた曲は忘れられない一生の思い出になるんじゃないかな。  
過ぎてしまうと、全てが愛おしい日々。  
主要キャスト3人が素晴らしかった。
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