イントロ聴くだけで当時の記憶が蘇る。 青春時代と思い出の曲はワンセット。 ここでもデヴィッド・ボウイは強い印象を残す。
出会いを通じて居場所が出来て、認められて世界観が変わって行く。
当時、これがずっと続くと思っていたのは願望で、実際は大人になる過程のほんの一瞬に過ぎない。 だからこそ
“この瞬間こそ ぼくらは無限だ” このセリフが秀逸過ぎて沁みた。
友達が少なくて、高校生活をエンジョイしているとは言い難い主人公チャールズ。 “壁の花“という言葉の意味がうまく表現しているようで、それがかえって残酷で悲しくもあるけど良いタイトルだ。
日向でキラキラ咲いてる様に見えても、日陰でひっそりと咲いていても、それぞれが胸に抱えた孤独や葛藤。 悩みなんて無縁の様に、何でもないことの様に振る舞ってしまうプライドと強がり。
あの日カーラジオから流れた曲、ダンスパーティーで流れた曲は忘れられない一生の思い出になるんじゃないかな。
過ぎてしまうと、全てが愛おしい日々。
主要キャスト3人が素晴らしかった。