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もうひとりの息子のmajiziのレビュー・感想・評価

もうひとりの息子(2012年製作の映画)
4.0
湾岸戦争の混乱期、赤ん坊の頃に取り違えられた息子たち。それぞれの家庭はイスラエルとパレスチナだった…

どうするの?
どうなるの?

ずっとそう思って観ていました。

ただでさえ肉親では無い家庭で育ったことが衝撃なのに、本当の家族は壁を隔てた敵対する向こうにある。

言葉も、宗教も、環境も、教育も、全てが自分が生きるはずだった人生。

どうしようもない感情に、初めて見て知る壁の向こうのもう一つの世界に、家族みんなの感情に心を打たれます。

当人たちの決意が感動的でした。

お互いを少しでも知ると、何も知らなかったときにはもう二度と戻れない。
憎しみもこうやって無くなればいいのにと思いました。
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