湾岸戦争の混乱期、赤ん坊の頃に取り違えられた息子たち。それぞれの家庭はイスラエルとパレスチナだった…
どうするの?
どうなるの?
ずっとそう思って観ていました。
ただでさえ肉親では無い家庭で育ったことが衝撃なのに、本当の家族は壁を隔てた敵対する向こうにある。
言葉も、宗教も、環境も、教育も、全てが自分が生きるはずだった人生。
どうしようもない感情に、初めて見て知る壁の向こうのもう一つの世界に、家族みんなの感情に心を打たれます。
当人たちの決意が感動的でした。
お互いを少しでも知ると、何も知らなかったときにはもう二度と戻れない。
憎しみもこうやって無くなればいいのにと思いました。