このレビューはネタバレを含みます
なぜ見ていなかったのか！と思うほど良かった。新宿御苑が舞台となっており、その他にも企業名が色々と出てくるので現実の延長として想像しやすかった。
雨の御苑に行きたくなった。
18歳と25歳くらいかな？と思って観ていたので15歳と27歳と分かり、んーとなったし、自分の学校の生徒と知っていたんかというところも少し気にはなった。倫理的に。あと最初職場の先生と不倫してたのかと思った。
ただ、そういう現実的な色恋の部分だけにフォーカスを当てるのではなく、仕事で色々あってうまく歩けなくなった人と好きなものを諦めたくないけど現実的には難しいよなーと思っている人の梅雨の間だけの心の交流が胸が締め付けられるほど良い。雨宿りしてる東屋のシーンはそれぞれの癒しの時間になっていて、お互いに肩書きとかパーソナルな部分を知らないからこそ気楽にいられる。年齢差とか関係なくそういう時ってあるだろうな。
ユキノ先生が地元に帰るという持って行き方は正解！という感じで短編なのもまた良き。
雨の描写、池に写る緑が綺麗で、エンディングのrainもぴったり！
