《 鳴る神の、少し響(とよ)みて、さし曇り、雨も降らぬか、君を留(とど)めむ
鳴る神の、少し響(とよ)みて、降らずとも、我(わ)は留まらむ、妹(いも)し留(とど)めば 》
15歳の男子高校生、
27歳のOL、
雨の公園で出会った二人の物語。
47分と短め。
靴職人を目指す高校生ってのが『耳をすませば』を連想。
「月島……」って言葉もクラスメイトのセリフにあるし。
相変わらず超絶綺麗でリアルな絵。
対して人物描写、展開はやや非現実的。
そんな訳で二人には最後まで感情移入できず、なんならちょい引いてたぐらいたったけど、
もし、そこがクリアで物語にガッツリ入り込めていたらエンディング前に流れる『Rain』(秦基博)で泣いてたかも。
絵は言わずもがな、相変わらず音楽との組み合わせも上手い。
足の採寸のシーンとかはフェチズム全開で、ところどころAVの導入部みたいなシーンもある。
(もちろんそんなシーンは皆無)
梅雨ほどジメッとはしていないが、爽やかでもない、
年の差ある男女の恋愛を、"甘い"、"苦い"の「チョコレートとビール」で示唆していたのかな〜。