のんchan

ドリーマーズののんchanのレビュー・感想・評価

ドリーマーズ(2003年製作の映画)
3.8
ベルトルッチ監督作品鑑賞7本目❗️
『ラストタンゴ・イン・パリ』は物凄くエロかった❤️‍🔥監督が30歳の作品だったが、こちらはその31年後の61歳で制作した若者の性を描いた青春映画💫

監督経験40年ともなれば、好きなように操れただろうなと思える内容だった。(ただ経験重ねても監督の巨乳フェチは間違いなし❗️)
原作小説があるのだが、そこに監督らしさが満載(芸術、映画、音楽、ファッション、知性)されて、古い映画のシーンがふんだんに使われているのは監督の映画に対する熱いオマージュ⭐️


舞台は1968年、五月革命前夜のパリ。一卵性双生児の姉弟イザベル(エヴァ・グリーン)とテオ(ルイ・ガレル)は、アメリカ人留学生のマシュー(マイケル・ピット)に気さくに声を掛けて友達になり自宅へ食事に招待する。
双子の父親は作家、母親は主婦だが裕福で何部屋もあるアパート暮らし。両親は翌朝から長い間旅行に出掛ける。そこでマシューを呼び寄せ、3人での奇妙な関係が繰り広げられる。

3人ともずっと真っ裸🤩若い肢体を存分に堪能出来ます(あるシーンはボディダブルのようですが)
特にエヴァはこの作品で鮮烈デビューしたが、美し過ぎる裸体はまるで絵画のよう✨

双子は異性だが、心が1つと考えている。SEXさえしないものの真っ裸で抱き合って寝ているし、口にキス。それをマシューが覗き見して近親相姦と勘違いするのだが、実は身体は交わってはいない。それは後に解るのだが...

監督はきっと満足いく仕上がりだったと思う。
決して悪くないけど、私はエロスをあまり感じられなかった。
若いってそれだけで美しいけど、エロさってのは歳を重ねてこそ滲み出るものだと思う。それをつくづく感じた内容でもあった。
あまり真っ裸を延々と観ているのも飽きちゃうな😅ってのはあくまでも自分が歳を重ね過ぎたからの意見です💦


如何にもフランス人🇫🇷らしい顔立ちのルイ・ガレル(父親は映画監督のフィリップ・ガレル。母親は俳優のブリジット・シィ)は雰囲気バッチリでした。
そして、アメリカ人🇺🇸留学生らしいマイケル・ピット(『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』観てない方はお勧め)も役柄に似合ってました。
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