OASIS

ダークスカイズのOASISのレビュー・感想・評価

ダークスカイズ(2013年製作の映画)
2.5
ごく普通の家庭に次々と起こる怪奇現象を描いたホラー映画。

普通だった。
野菜だけを貪り喰ったり、缶詰をいくつも積み上げたり、人の家で謎の行動をとる、人間なのか幽霊なのか分からない存在。
そんな現象が何度も続いて段々と精神に異常をきたし始める家族。
派手な画は無いものの、徐々に恐怖が積み重ねられていく過程はかなり良いです。

ただ、急に人物が上を見上げて白目になったり奇声を上げたりする度ちょっと笑いそうになりました。
特に、父親が家を飛び出して口をあんぐり開けたまま鼻血を出す場面のシュールさったら無いです。
たぶん笑ってはいけないと思いつつ、全体的に顔芸が面白すぎて、怖さよりも先に可笑しさが勝ってしまう。

途中、いかにも知たり顔の専門家が出てきて意味深な事を言いますが、それもなんだかどちらとも取れるような事を言って煙に巻こうとしますが、意味深なだけでそのものずばりの存在が登場した後ではただの知ったかぶりなおじいさんにしか見えなかったです。

シャマランの「サイン」でもそうだったが、やはりその存在をずばり画面で見せてしまうと一気に真実味が薄れてその後テンションがだだ下がりになってしまう。
ほのめかすくらいが丁度良いな、と改めて思いました。
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