日常が一瞬で壊れ去ってしまった、目を背けたくなるような惨状。そこから怒涛の展開で犯人を追い詰めていく、手に汗握る緊張感!
この捜査の光景は、極限状態でのプロの活躍を描くことを得意とするピーター・バーグ監督の手腕が光った部分ではないでしょうか。
もちろんこの事件のことは知っていましたが、正直「え、こんなことがあったの!?」と驚く展開の連続です。まあ、さすがにここはフィクションだろうと高を括って後から調べてみると、どれもが史実に忠実であることが分かり、さらに衝撃を受けました。
ラストはややくどい気もしますが、「犠牲者の数だけ人生がある」という忘れがちで当たり前のことを再確認させてくれるのはとても大事なことだと思います。