よねっきー

グランド・イリュージョンのよねっきーのレビュー・感想・評価

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)
4.3
演出もデカければ、脚本の穴もデカい。色々とアメリカサイズな映画だった。嫌いじゃないけど。

ウディ・ハレルソンが催眠術師の役で登場してんだけど、もうここがミス。ウディ・ハレルソンってキャスティングは別に良いよ。催眠術師が登場してんのが完全にミス。「マジックではできない部分担当」みたいな感じ。言い換えれば「なんでもあり担当」。

多分こいついなくてもそれなりにストーリーは組み立てられるんですけど、演出をド派手にしたいがためにこいつが入ってる。そしてこいつがチームにいる以上、こいつが仕事しないわけにはいかないから、必然的に全マジックにおいて「ズルい部分」が出てくるんですよね。ダメだろそれ。退会させろ。

彼らは日本でいうと五右衛門的な「善き犯罪集団」なわけだけど、途中で全然よろしくない犯罪をしちゃうのでウケる。サラッと言ってたけど死体盗むの許されないだろ。絶対盗むなよ。

まあそんな感じでズルいことをたくさんやってる分、映像は派手。ストーリーも派手。かっこいい。エンターテイメントだね。注意深く見なきゃかっこよさに騙されてズルに気付けないぜ。その方が幸せかもしんないけどね。
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